He’s gone

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181119-00000070-mai-soci

→11/19 yahooニュース(毎日新聞)「<日産会長逮捕>ゴーン氏、報酬50億円過少申告の疑い」

 

ありゃりゃあ。どえらい金額だなぁ。50億円って。。というわけで、絶対みんな使うであろうタイトルを。

ここ数日どういうわけだか、フランス政府がルノーの株主として依然、君臨するよ、という記事だったり、ルノーの小型バンを日産のブランドとして国内販売、という記事が出たり、日産がらみの記事が目に留まることが多かったのだが、これはものすごい展開だ。

 

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3791288018112018TJC000/

→11/18日経「「ルノー筆頭株主を維持」仏政府、3社連合関係見直しで」

 

この昨日のフランス政府の記事は、日産と三菱の独立性は担保しようと思うけれども、フランスのために寄与することを期待してるからね、といった印象。フランスは15年にルノー・日産の経営統合を進めようとした経緯がある(らしい)ので、思惑としては依然あるような気がする。

だとすれば、国がこういうグローバル企業の案件でそこまで強権を発動していいものなのか、という感情がわく。

とはいえ、日本でも古くから経産省や財務(大蔵)省主導での企業・業界再編事例など枚挙にいとまがないし、中国を見れば、私企業の政権与奪は共産党に握られているわけだから、こういった「自由に競争させ、企業の趨勢は市場に任せるべきだ」という市場原理主義的な感情論(?)はナイーブすぎるのかもしれないが。

 

https://biz-journal.jp/2018/03/post_22620.html

→3/13 Business Journal「フランス政府が描く、日産・支配シナリオ…『日産・三菱自の経営統合+ルノー傘下入り』案も」

 

この記事によると、フランスのマクロン大統領とゴーンさんは犬猿の仲で、10%を超える失業率を抱えるフランスにとって、ゴーンさんの高額報酬は目に余る、ということだったらしい。

一方で、ルノーにはフランスの失業対策の役割を担ってもらいたいし、ゴーンさんにしっかり日産をつなぎとめてほしい、という思いがあったようだ。

 

https://www.jiji.com/jc/article?k=2018062601055&g=eco

→6/26 JIJI.COM「ゴーン後」にらむ日産・ルノー=提携見直しへ議論本格化

 

方や一方、日産、あるいは三菱自動車側は、「そろそろルノーとの連携、いんじゃね?」って感じ? だったのだろうか。

昔、ツライ時にはお金を出してもらってお世話になりましたが(日産リバイバルプランのころ)、今や提携しているメリットってあるの? どうなの? という感じなのだろうか。ゴーンさんがいなくなれば、求心力も一気になくなるのかもしれない。

 

 

今や、トヨタがソフトバンクと組んで、google(アルファベット傘下のヴェイモ)と競おう、っていう時代だ。モビリティ企業にとって、「車(デバイス)」は主従で言うと“従”で、「情報」「モビリティ・システム」が“主”になろうという時代。自動車企業同士の連携は、もはやあまり意味がない? 方向にある、のかもしれない。

自分は全く門外漢なので、あくまでも“印象”だが、以前は電気自動車で先行していた日産も三菱も、グローバル競争においては今や見る影もない。IoT、自動運転でも世界的には後発組、という印象だ。

(いや、分からない。これまでの蓄積で、もしかすると潜在価値のすごい特許技術などを持っているのかもしれないが。。)

 

そういう意味で、今回ゴーンさん逮捕の流れでルノー離れ、という方向になると日産や三菱(特に日産?)にとっては悪くない話かもしれない。

次の“日の丸連合”を目指して日本政府が裏で暗躍しているのでは? とすら思ってしまう。。おそらく考えすぎだろうが。

 

しかし、もしルノーと離れることがあったとして、それはすぐさまグローバルなグループ再編の波に巻き込まれそうな話でもある。

提携先としてすぐに頭に思い浮かぶのは、中国の各IT企業群。とにかく金がある。そして特許数など開発力でも日本企業を凌駕している、ともいうし。

 

しかし、パプアニューギニアでのAPECサミットでアメリカと中国がお互いの主張を譲り合わなかったように、「市場の論理」とは異なるロジックが今や顕在化している。両国の覇権をかけた競争の中で、今の日本企業がそっちに行く選択肢はないようにも思う。

もし、日本政府が裏側で動いていたとして、中国IT企業との連携には注意喚起こそすれ、積極的に推進することはできないのではないだろうか。

とはいえ、この間の日中首脳会談で、「日中で知財・技術で協力していきましょうね」と合意していたよなあ、う~む。

 

あ! でも、日産、三菱は、ほぼフランス系企業か。そもそも資本の論理の下では、「日の丸連合」ですらないのかもしれない。日本で生まれ日本人が雇用されているから、と言って、すでに多くの企業は“外資系”なのだ。

 

マクロンさんはナショナリズムを否定し、グローバリズムの旗手(?)として振舞っているし、中国企業をどう評価しているのかな。

 

そんなこんなで、このゴーンさんの逮捕の流れも、グローバルな“陰謀論”として考えると面白い(などというと不謹慎だが)かもしれない。

数年後、日産はどういった陣営内にいるのだろうか?

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