「コンテンツ・イズ・キング」は幻か?⑤

こういう話をすると、「いや、アニメ以外は世界市場ってそもそも無理だし」「いや、日本のローカル事情に基づく話やローカルキャストしか出てない映像を世界の誰が見たいと思う?」という人は少なくない。
実際、その通りだ。

いくらNETFLIXが「AIの活用や視聴履歴の活用で、世界中の潜在顧客を露わにできます」と胸を張っても、おそらく、実際にはハリウッド映画以外には実写で世界を目指せる作品はなかなか無いのが現実だろう。
勿論、世界中からロングテールのニーズを取りに行って相応の金額を稼ぐことはできるけれど、自国視聴者を超えるファンを海外から獲得するのは難しいのが現状だろう。

映画やテレビドラマ、いわゆる映像コンテンツは「認知」され「興味」を得られてなんぼだ。
他国の一般生活者にその作品や世界観が伝わるまでには、本来単発ではなく波及的な認知活動が必要になる。
いくらNETFLIXで「おすすめ動画」として何度も何度も挙げられようが、視聴者がそれを認知し興味を示さなければどうしようもない。
それなりに国内外でその作品の“プロモーション”が行われて認知度向上の努力をしないといけない。

そして、いかに世界がインターネットを通じてバーチャルな広がりを見せているとはいえ、人が実感を持って認知するには、“リアル”な場でのプロモーションが欠かせないのではないかと思う。
そのプロモーション効果でマスメディアに取り上げられたり友人の口コミに上ることで認知が興味に繋がり、更にネットで“バズって”作品のファンが増えていく、という好循環が醸成されれば最高だ。

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