結局、今回も長文になってしまった。
反省。

最後に、とはいえ、これまでのチャレンジで自分自身が思い知ったことを書かないとフェアではない気がする。

現時点で、自分はとりあえず、「コンテンツ・ファイナンス」を諦めている。
(自分の長いチャレンジは失敗に終わった、と考えている)

将来的な可能性は大いに感じつつも、今の日本では実現を果たすのは難しいと思う。
それは、ずっと言われている“儲かる案件は儲かるグループ内で独占されている”とか“コンテンツ業界側にコンテンツ・ファイナンスへの無理解が有る”とかだけでなく、そもそも、金融業界側の受け入れ態勢が整っていないからだ。

映画ファンドを作るとか業界外の資金を集めてみるとか、その程度は単発では普通に可能だ。
しかし、それを「産業」にしていこうという金融業界側の意志の力、“うねり”“ムーブメント”のようなものがないと、上手くいかないだろう。
目先の変わったものを追いかけたい“ディール主義”の方々が食い散らかすだけで終わってしまうだろう。
そこには長期視野や“WIN-WIN”の構築といった産業育成の視点が全くない。
今は、みんなそんな感じなのではないだろうか。